心理カウンセラー 工藤絢子

カウンセリングサービス所属カウンセラー。
工藤絢子  大阪地区担当
自分自身の経験を元に仕事や対人関係をはじめ、男女関係や親子関係など幅広いジャンルを扱うカウンセラー。
お客さまと同じ立場、同じ目線で話をお聴きすることに注力し、気さくで、さっぱりしたイメージを与えている。
また、あるときはお姉さん然と受け止めてくれるので周りからの信頼や安心感も強い。
なお、キャリアカウンセラーの資格(CGDF-japan)を保有している。

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2021年03月

母が突然亡くなったのは、今から2年前。

毎週お坊さんを読んで、そして49日法要も終わって
ひと段落と思ったのもつかの間でした。

1週間後くらいに兄が脳梗塞で入院となりました。

重なるときは重なると言いますが、こういった事が続けざまに
来るとは

いやーあの時は参りましたよ。

工藤家は呪われんのか  
思わずそんな言葉を発した親戚もいました。

私自身はそんな事、思わなかったというより、
ただ、茫然・・・って感じです。

ですが、茫然としているわけにもいかず、
友人、友人の知り合い等にも助けてもらいました。

その一つに、ある方のブログを教えてもらったんですよ。
『ある日「突然大病を患ったら・・・」』

ご自分も大変な思いをされ、その経験から
どんな手続きがいるのかを教えてくれています。

本当に、本当に助かりました。
プリントアウトして、何度も読みました。

手続き関係の事だけでなく、色々と読みました。
すごい方です。。。





そのブログを参考にさせてもらって、

病気や入院の事、そして家の事をしました。
その中には兄の転院、そして金銭的なことも含まれます。

私は別で暮らしており、実家に母と兄が暮らしてたんです。
(父はすでに他界)

病気や入院にかかってくる費用以外にも実家・兄の支払い等とか
いろいろあります。

細かいですが、実家の郵便物からチェックして、
電気だの水道だのが、母名義だったものもあり、
名義変更したり、兄の方の支払いや引き落としの事したりです。


当然、兄は入院中。仕事も休職で給料もなくなる。

入金は無くなっても、引き落としは止まりません。
もちろん休業申請もしますが、すぐには支払いはないですしね

その時の兄の状態は、思うようにしゃべれず、歩けず、
また、記憶も曖昧な状態でした。

今後どうなるのか??? といった状況でしたし、
支払いも、私のお金だけでは



ですが! そんな時に助かったのが保険金!
母の死亡保険金が兄の口座に振り込まれていたんです。

これのおかげで助かりました

実は・・・兄にはカードローンもあったんですよね

これも利子もつくので、それで全て返しました

私の口座ではない為、状況説明から手続き等の色々ややこしいことも
ありましたが


とにかく、母の保険金は有難かった!!!


母の突然の死、そして兄の脳梗塞。

なんというタイミングで起こるのだっ
と思っていました。


でもね、よくよく考えてみると、

兄の脳梗塞が、もしこのタイミングでなく、
1年後や2年後、はたまた数年後に起こったらと考えると・・・・・

カードローンもあった兄・・・・・・Σ(`□´/)/

その頃は確実に母の保険金も、使ってるよね。。。
私のお金しか無かったら・・・

そう思ったら、このタイミングで良かったんだなぁ
と納得しました


意識を変えると、全く違って見えたという私の経験です


起こった事は変えられませんが、
それをどう見るか、どう意味をつけるか。

どのように捉えるのかは
変えられるもんだなぁと実感した経験です。

以前にも書いてますが、ボルダリングをしています。
下手は下手なりにがんばっております。

ホールドというものをつかんだり、
その上に足をかけて登っていくわけですが、
届かないってことはとってもよくあります。

先日も左ななめ上にあるホールドを取りにいくため、
頑張って斜め上に、左手を伸ばしておりましたが、
なかなか できなかったんです

それを上手な方が見ていて、アドバイスしてくれました。
「上に行こうとするのではなく、左に移動する感じでいけば取れますよ」

左足に乗り込んでいくのですが、その時の意識を上ではなく左へ 
というアドバイスです。
その通りしたら、なんとすんなり出来ました

文章だけではわかりにくいですよね。

何が言いたいかと言いますと、

取りたいホールドは左上なわけですよ。
手を伸ばしても届かないので、そらー上へ上へと意識は行きますよね。

だかしかしそこをあえて

ホールドは上だけど、その意識をちょっと左に向ける

たったそれだけ

たったそれだけのことで、いとも簡単に 手が届く


こんなに結果が違うなんて オオーw(*゚o゚*)w

すご〜い


教えてくれた人にも感心していたんですが、

その後、ムムムっ
意識を向ける先を、ほんのちょっと変えるだけで変わる

これって・・・
何だか、ボルダリングに限らないよなぁ・・・


To Be Continue

この間の『何とも言えない気持ちになった友人の話』
最後に出てきたAくんの事です。

ある子どもが、ひらがな表を何枚も渡して書かせていると、
「大変だよね〜多いよね〜、僕もやったよ。ほんと大変なんだよ〜
と言ったAくんです。


このAくんも、プリント等させられています。
何枚もあるので、出された瞬間は「わぁ〜」と嫌な顔
するらしいのですが、最初だけで後は黙々とするそうです。

出来たーと提出したのを見ると、全部記入していますが
間違いも多いらしく、そこはやり直し。
やり直しも、消しゴムで消して、黙々としてるそうです。

そのAくんとママの会話

Aくん「ママ、どうして頭良く産んでくれなかったの〜」
ママ 「Aは頭は良くないけど、努力できるでしょ?」
Aくん「・・・(考えて) うん」
ママ 「ママは努力出来る子に産んだんだよ」
Aくん「そっかー

納得したようです

友人に幼児教室の先生がいます。
まぁ幼児教室といっても、中学生や高校生、その保護者まで幅広く教えていて、
現在学童もしています。

その友人の話です。

通っている方より、そのお子さんの同級生
小学生1年生の子どもが紹介されて、約1か月前に入ったとのこと。

最初の頃、おやつを出した後、その子は手に持って食べながら歩いているので、
食べかすがポロポロと歩いたところに落ちていたそうです。

「○○(名前)ちょっとここ来て。
自分が歩いたところ見て。食べかす落ちているよなぁ。
これ○○が食べてる時に落としたんやで。
これを踏んだら靴下につくよなぁ。
その足で歩いたら、他も汚れていっちゃうなぁ。
だから、落とした食べかす全部拾ってきて。」

素直に拾って友人のところに持ってきたので
「拾った食べかすは、ゴミ箱に捨てて」
素直にゴミ箱に捨てきたので、
「歩いて食べたら、ポロポロいろんな所にこぼすから、ここで座って食べて」
素直に言う事はきくらしいのですが、ただ無表情だったそうです。
友人曰く 人形みたいだった と言ってました。

外の公園に行ってみんなで遊ばせたり、
また、勉強の時間は皆それぞれの事をさせていました。

例えば、その子はひらがなが読めなかったので、一緒に文章を読んだり、
ひらがな表書かせたり・・・その子に応じた勉強もさせていました。

ある日、勉強させている時に泣いてたそうで、
他の子どもに聞いても理由が分からず、ただその子は2時間ぐらい
泣き続けてたそうです。

お父さんがお迎えに来た時に、その日2時間泣いていたことを伝え、
もしかしたら次は教室に来ることを嫌がるかもしれないけど、
必ず来させてほしい。
とお父さんに伝えたそうです。

(友人としては、勉強させられる事を嫌がっているのかも?と思ったようです。)

その後、お父さんから連絡がきて
泣いた日の帰り道に、その子はお父さんにこう言ったそうです。
「○○教室の建物ってマンションやろ。
あそこの上に○○(自分の名前)住んだらいいと思う。そしたら、いつでも行けるやろ。」


それを聞いて、何とも言えない気持ちになりました。
泣いた時に、その子は本当に産まれたんじゃないか と
そんな風に感じました。

なぜ2時間も泣いたのか。本人もなぜ泣いたのかをよくわかっていなかった
ようなのですが、

こんな時、あんな時 どうするのか等、も含めて
今までそんな風に自分に関わってくる人がいなかったのだろうと思います。

で、今は表情の変化もあり、笑ったりもしているそう。


ひらがなを読めず、学校でその事を言われることもあるらしいのですが、
教室では・・・

ひらがな表を何枚も渡して書かせていると、
横から、同じ学年で以前より通っているAくんが
「大変だよね〜多いよね〜、僕もやったよ。ほんと大変なんだよ〜」
と言ってたそうです。

良い仲間もできそうです

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